男性の不満⑤ 「妻が原因の不妊治療。毎回、俺に病院までついてきてくれというが、仕事も簡単に休めないし、無理を言わないでほしい」
妻が本当に望んでいることは何でしょうか。実際に病院についてきてくれることでしょうか。それは無理なことだとわかっているのに言っておられるのだとすると、自分の治療の大変さを理解してほしいというサインかもしれません。
もちろん不妊治療が女性ばかりに負担がかかることはある程度しょうがないことだとは妻もわかっています。でも二人の子どもを授かるために頑張っている自分に対するねぎらいや優しい言葉や態度がないと、一人で孤独に治療と戦っているように感じてしまうものです。
妻が治療に行った日、「今日はどうだった?」「また待ち時間が長かったの? たいへんだったね」とねぎらってあげていますか? 今治療がどうなっているか、知っていますか? 二人で治療を頑張っているという感覚はこのような些細な配慮から育まれることを知っておきましょう。