2021年7月15日、16日に神戸国際会議場で開催された、第39回日本受精着床学会総会・学術講演会に参加してきました。
日本受精着床学会は、わが国における生殖医療関連の大きな医学会で、生殖医療の最新の知見が発表される大事な学会です。今年は兵庫医科大学の柴原浩章教授が大会長として、様々なプログラムが展開されました。
大会は新型コロナの影響を受けて現地開催とオンライン視聴のハイブリッドで開催されたのですが、私はシンポジウムの座長ということもあり、現地でのセッションとなりました。今回大会長の柴原先生からのご依頼で、「不妊患者に心理士がどのようにかかわるか」についてシンポをしてほしいとのご依頼があり、生殖医療現場でよく見られるケースを想定して、様々な立場の心理士がそれぞれどのようにかかわるかについて発表してもらうような構成を考えました。
結構な難題でしたが、小泉智恵先生(獨協医科大学埼玉医療センター)、菅谷典恵先生(京野アートクリニック)、香川香先生(関西大学大学院)という素晴らしい先生方のご発表で画期的なシンポジウムになったと自負しております。共同座長の松本豊美先生(兵庫医科大学)の的確なご進行にも深く感謝申し上げるとともに、このような企画をご許可くださった大会長の柴原浩章先生に御礼申し上げます。
私のような臨床家にとって、学会参加は最新の医療情報を学び、クライエント様への適切な支援を行うために非常に重要なことだと考えています。カウンセリングをお休みしてクライエントの皆様には迷惑をおかけしますが、良質なカウンセリングでお返しできるよう、これからも学びの機会には積極的に参加していきたいと考えています。