男の不満⑦　「〈わかってない！〉って言われても、俺にどうしろっていうんだ！」

　多くの男性は女性に相談されると、「何とか解決してあげよう」と考えて、いろいろアドバイスや理論的に“正しいこと”を伝えて安心させようとします。でもそれがうまくいかず、「あなたは私のことをわかってない！」と怒られてしまうと、もうどうしたらいいのか、わからなくなってしまいますよね。

　多くの場合、女性は話をそのまま聴いてもらい、「君は～だから、とてもつらい（悲しい、残念など）と感じているんだね」と共感してもらえることを期待しています。“問題解決”を期待しているのではなく、ただつらさをそのまま受け止めてもらいたいのです。そのことを意識して、解決にはならなくても、気持ちをそのまま受け止めてもらえれば満足するのだ、と理解して対応すれば、今より女性の不満は少なくなることが多いのです。

　この”そのまま聴く”というのが、意外とできないのです。どうしても「でもね」とか「そうじゃなくって」とかいいたくなりますし、「そんな風に考えないほうがいいよ」と励ましてあげたくなるのもわかります。でも、共感を求める人にとっては、途中で話を遮られること、アドバイスされることは、「ちゃんと話を聞いてくれていない」サインになってしまうということを知っておきましょう。

　カウンセリングでは、お互いが満足できるようなコミュニケーションのとり方を話し合うことができます。ぜひご相談ください。