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不妊によるカップルの温度差を乗り越えよう (9)「食生活でうまくいくもんでもないだろ…」

2021年12月2日 | admin-hirayama

男性の不満⑥ 「不妊治療を始めてから、やたら鶏肉と豆腐を食わされる。俺は豚肉が好きなんだ!!って怒ったら、泣かれた。炭酸ジュースは不妊治療に悪いから飲むな、とまで言われる。でも会社の同僚は炭酸ジュースばかり飲んでてもスナック菓子ばかり食べてても3人の子持ち。ストレスの方がヤバいだろ?!」

 ここで妻が問題としているのは「不公平感」なのではないでしょうか。「自分は病院に通い、食べ物にも気を使い、妊娠するために努力している。それなのに夫は何もしていない。二人の子どもなのに…」このような思いから、夫にも妊娠のために努力してほしいと思うのです。

 ところが夫が論理的に「科学的根拠がないならやっても仕方ない」とか「精子が少なくても顕微授精すれば妊娠できると医師は言っているから別にお金をかけて男性不妊の治療をする必要はない」と“できることはない”と突き放してしまうと妻の不公平感を強めてしまいます。

 もちろんこれは夫からすれば、医学的に直接妊娠結びつかないことにお金をかけるより治療費に回す方がよいといった、むしろ妻への気遣いゆえのことだったりするのですが、妻からすると「私ばっかり」と感じられてしまうわけです。

 このような妻に対しては、科学的な根拠はなくても、あなたがそれほど負担に感じないことであれば指示に従うのも一つの方法です。それで妻が「夫も一緒に頑張ってくれている」と感じるのなら意味はあるのです。そして、「いつも治療を頑張ってくれてありがとう。いろいろ妊娠のために我慢したり摂生していることもすごいと思ってるし、僕もできるだけやれることはやりたいと思うよ。でも何でも妊娠のためといって制限ばかりしていると窮屈に感じるし、かえってストレスになってしまうんじゃないかな。妊娠のためにできることは病院の先生に尋ねてちゃんとやっているのだから、それを信用して、できることは十分やっていると自分を認めてあげてもいいんじゃない」と妻が妊娠のために頑張っていることを十分に認めてあげると少し余裕が出てくるかもしれません。